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MMDとUTAUでできること

ゆっくりといきましょう

最近作った静画について

最近何枚か静画を作りました。静画はある瞬間を切り取ってそこに伝えたいものを込めるので動画とは違った難しさがあります。また、MMDで静画を作ると(3Dなので)細かく構図を修正できます。ちょっとした構図の違いでも絵の雰囲気が変わってくるのでなかなかカメラが決められなくて細かな修正を繰り返してしまうというところがあります。そんな細かなところは、後から見返せばどこかわからないくらいなのですが、意外と作っているときには気になるものです。

 

まず一つ目はこれです。タイトルは「Summer Wind」としました。作ったのがちょうど暖かくなって初夏の雰囲気を感じた頃でしたのでそうしました。モチーフはカリオストロの城のオープニングで夏のドレスを着た女の子の横を旅人の車が通り過ぎるシーンからです。何となく穏やかにながれる初夏の時間の中で、通り過ぎる旅人と女の子が同じ場所と時間を共有している絵です。旅人なのでもう一度この地を訪れることはないかもしれませんし、旅人と女の子がもう一度どこかで会うこともないかもしれません。人生のある瞬間を同じ場所でいた。その切ない空気感を何とか出したかったのですがどうでしょう。

絵はもうすこし立体的な構図にしてもよかったのですが、手前の女の子と同じように奥の旅人もこの絵の主人公なのでどちらにも焦点が合うような配置にしました。

 

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つぎはこれです。上の作品の続きのようにも見えますね。その解釈で結構なのですが、ここでの主役は影です。よく見ていただくとわかりますが、右上にある月は光のあたっていない部分も描かれています。月の影になった部分には表面の模様がうっすらと見えます。その月明かりに照らされて車の影が伸びています。車からはヘッドライトの白い光が伸びています。その光に照らされたものにも恐らく影が伸びます。そういった影が作り出すコントラストを表現したかったのです。ですのでタイトルは「Silhouette」としました。

 

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 もうひとつ。これはいつもとは少し雰囲気が違いますが、モチーフは映画「レオン」からです。主人公が朝早くニューヨークの通りを歩いていて朝日に気がついてふと視線を上げたところを絵にしました。朝日は恐らく主人公の視線の先、絵の左上にあると思われますが、周囲に建物が立っているのでこの絵からは分かりません。まわり込んだ光が主人公の奥に延びる道路から射し込んでいます。主人公の後ろにはこの街を象徴する黄色いタクシーが走っています。その奥にはもうひとつこの街の富を象徴するリムジンがこちらに向って走ってきています。絵の右側にある建物は薄っすらと朝日を反射しています。朝日、車のライト、建物の反射光など様々な光が象徴的なことからタイトルは「Morning Lights」としました。なお、元の映画の舞台はニューヨークなのですが、この静画に使わせていただいたステージはオークランドです。また、このようなシーンが映画にあったかどうかは・・・。

普段はテクスチャを使っていないモデルを使うことが多いのですが、今回のようにテクスチャを使っているモデルを使うと、かなり写実的なものができることがわかったので載せてみました。

  

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いかがでしたか。静画は動画とは違って見る側にいろいろ想像する時間を与えてくれます。作るときもそういったとことに気を付けていますので、時間のある時は謎解きのつもりで見てくださいね。