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MMDとUTAUでできること

ゆっくりといきましょう

UTAUの調整 ~ HANASU

制作作業について

UTAUはあらかじめサンプリングした音源で音階を奏でることができる歌声合成ソフトです。飴屋/菖蒲(あめや・あやめ)さんが開発・公開されています。仕組みは異なりますが、初音ミクさんで有名なVocaloidもあらかじめサンプリングした声優の方の声を合成させ歌わせるものです。

 

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                                                                                 MMDを始めた頃に作成したものです (^_^ )

 

本来、UTAUは歌わせて楽しむものなのですが、音声を合成するという機能を使って動画用のセリフを喋らせているのです。このUTAUを使ってセリフを喋らせることをニコニコではHANASUと呼んでいます。簡単ですが、今回は私なりのHANASUの調声方法を説明します。

まず、私がHANASUを始めるきっかけとなった動画をご紹介します。この動画の作者のinaphonさんはUTAUの初期に様々なMMD動画を公開され、UTAUユーザーやUTAUキャラクターの性格付けに大きな影響を与えた方です。私もUTAUを使い始めた頃は、この通りに作成していました。

 

 

 

 

ですからこの動画にあるように、Tempo(拍子、喋る速さ)=120、 Quantize(単音の長さの調整幅)=L64 64分音符、Length(単音の長さ)=L16 16分音符、を標準として作業をしています。ちなみにTempo=120(4分音符を1分間に120拍)ですので、4分音符=0.5秒、16分音符=0.125秒となります。長さを調整しなければ「おはよう」は4文字なので(0.125×4)0.5秒使うことになります(実際には前後に間合いが必要となりますので1秒くらい使うことになります)。

話す音の高さ(ピッチ)については、当初はこの動画のとおり一語一語音程をとって言葉を置いていたのですが、Zteerさんが開発・公開されている、拡張ピッチエディタというPluginを知ってからはこれを使って調整をするようになりました。このPluginのすごいところは、並んだ言葉にフリーハンドでピッチが付けられることです。一語一語音程をとって音を配置するのは作業量が多く修正等も大変です。必然的に長くUTAUの調整に時間がかかります。しかし、このPluginを使い始めてからは作業量がそれまでの何分の一かに激減しました。

特に音階も気にすることなく使えるのですが、私の場合は、喋らせるキャラクターごとにベースとなる音を決めています。ちなみにデフォ子とユフはE4♭、テトとモモはG4♭をベース音としています。これはこの音あたりが私のイメージするキャラクターにあった声になり、また発音も聞きやすいからです。また、気持ちとしてはブルーノートも意識しています(たぶん関係ないと思いますが)。

 

簡単に手順を説明しますと、

  1. まずUTAUを立ち上げ、プロジェクトのプロパティで音源を選択します。
  2. その次に、Tempo、Quantize、Lengthを先ほどの値にします。
  3. そしてLyricに喋らせたい言葉を入れます(私は、間合いの調整をしやすくするため最初と最後に休符(R)を入れて作業します。
  4. 言葉のニュアンスに合わせて個々の言葉の長さを調整します。
  5. 言葉の範囲を指定して、ツール>プラグイン>拡張ピッチエディタ(またはNを押せばPluginの選択画面が出ます)で拡張ピッチエディタを立ち上げます。
  6. マウスでピッチ曲線を描き、試聴で確認、必要に応じ修正します。
  7. エンベロープ(個々の音の出方を調整するものです。特に伸ばす音では抑揚をつけるのに使います)や音量の調整を行います。
  8. 聞き取りにくい音などがあれば先行発声やオーバーラップを調整(エンベロープの調整でも対応できます)します。
  9. 必要に応じフラグ類(それぞれの音を細かく調整するためのものです。音をかすれさせたりザラつきを抑えたりすることができます。また声質を調整することもできます)を調整します。

作業としてはこの通りですが、実際は、聞いて⇔直しの修正が何回か繰り返されます。

 

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きれいにHANASUさせるためには、喋るリズムにあった音の長さの調整とイメージ通りの音程でピッチ曲線が書けているかどうかによります。しかし、これが一番難しいところで、私もまだ試行錯誤中なので・・・(スミマセン)。時間をかけて色々なセリフを作りながら慣れていくものなのかもしれません。ちなみに、標準語的な発音は最初の音にアクセントのある場合が多いのでアクセントの位置を意識して調整するようにしています。

拡張ピッチエディタを使えばとても簡単にHANASUの調整ができます。これからやってみたいと思う方にはお勧めです。

 

 

 

 

 

 

木星について

自然風物

最近はよく空を見ます。春先くらいから南の空に明るい星が見えていて気になっていたのですが、そんなに星に詳しくないので何の星かわからないままでした。私の住んでいるところでは、天の川は見えないのですが、星座を構成するくらいの明るい星なら見えます。国立天文台のホームページに「今日のほしぞら」というページがあり、それを見るとなんとなく木星のようですが、あまり星空に慣れていないので確信が持てないでいました。そんなある日、ツイッターでこの記事を知りやはり木星だとわかりました。

 

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宇宙情報センター(宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER :木星)によると、木星は太陽系の中で最も大きな惑星で、直径は地球の約11倍、体積は約1,300倍だそうです。また、インターネットで木星について検索してみると次のような記事を見つけました。

 

 

この記事によると、太陽系の初期に木星が太陽に近づいたり遠ざかったりする過程で太陽の近くに大きな惑星が存在しなくなりその後、地球のような小さな惑星が形成されたとする説を紹介しています。「地球の存在は木星のおかげ?」とタイトルで謳っています。また、3月には小天体の衝突が観測されていたようです。

 

 

この記事では「わりと頻繁に」衝突があると書いていますが、少し前のものだと衝突の発見はまだ珍しいことのようでした。こちらの記事の方が科学的な記述で書かれています。

 

 

わずか数年でかなり認識が変わってきたみたいですね。

 

また、木星といえばホルスト組曲『惑星』のなかの曲が有名ですね。

 

 

とても壮大で気持ちの落着く曲だと思います。

 

いつかはこういった曲を挿入曲で使えるような動画を作ってみたいと思います。

 

 

 

 

Window10への更新

パソコン

先日動画を投稿して以来しばらく何も作っていません。何となくいろいろなものを見ながら次の制作のきっかけとなるものを探しているのですが、なかなか見つかるものでもありません。この空いた時間がちょうどいいので、自分のパソコンをWindows10に更新することにしました。6月ごろにRedStoneと呼ばれる新しいバージョンが出ると聞いていますのでそれまで待ってからと思っていたのですが、時間的にちょうどいいこの機に更新することにしました。(これが先週の土曜日のことです)

 

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 これまでは不意に更新が起こることを避けるため更新のインストールプログラムをダウンロードしない設定にし、またパソコンのレジストリ(パソコンが立ち上がる時にパソコンの状態を決めるメッセージのようなものです)にOSの更新をしない設定をしていたのですが、これらを解除し、更新ファイルをダウンロードすることにしました。ところが、更新プログラムはおよそ3Gという大きなものでした。昨年の引越を機にインターネット環境がwifi接続となっていたのでこのダウンロードに27時間ほど使うことになってしまいました。とりあえずパソコンを立ち上げ続け頑張ってもらいました。

 

更新自体はCドライブがssdであったこととデータや後からインストールしたプログラムをDドライブに置いていることもあり1時間かかりませんでした。新しく立ち上がったWindows10はこれまでよりくっきりとした見やすい感じがありました。更新開始から2日ですので取りあえずほっとしました。ところが、夜パソコンを立ち上げてみるといやにディスプレイが眩しいのです。パソコンにも以前より負荷がかかっているのかファンが強く回っています。パソコンの状態を調べるソフトで確認するとCPUの温度が80度近くまで上がっています。取りあえずディスプレイの明るさの調整をしようとしたのですが調整が効きません。ネットで調べるとWindows10は自動調整になっているとも出ていたのでそのせいかとも思いました。しかし、Windows10の設定画面にディスプレイの明るさの項目が出ていないのでどうも違うと感じました。

 

改めてネットでいろいろ調べてみると、パソコンとディスプレイを接続するドライバに原因がありそうです(そういえば更新の時に何かメッセージがでていたような・・・)。そこでこれを入れ替えてみるとこにしました。パソコンメーカのホームページではWindow10更新用のディスプレイドライバのアップデート案内はなかったので、パソコンのグラフィックボード(映像処理をするための部品です。3D映像を使っている方は通常こういったものでパソコンを強化しています)を作っている会社のホームページからダウンロードすることにしました。ところが、ディスプレイドライバの容量は200Mを超えています(277Mぐらいでした)。またもや長時間のダウンロードに臨むこととなりました。Windows10のダウンロード時間から想定して2~3時間かと思っていましたが、パソコンの調子が上記のようだったためか、これには5時間以上かかったと思います。

 

ようやくドライバをダウンロードできたのでこれを入れ替えてみました。すると、ディスプレイの明るさは直ったのですが、これまでくっきりとしていたフォントがかすれたようなものになってしまいました。パソコンの負荷の方は収まったようなので取りあえずほっとしました。しかし、このかすれたような文字は何とかしなければなりません。ネットで調べてみると、Windows10では新しいフォントが使われているとのこと、どうやら新しいフォントがディスプレイの解像度にあってないみたいです。これはいろいろ調整してみましたがどうにもならず、フォント調整のソフトを適用しました(こういった状態になる方が多いのか、すでにこういったものが作成されていました)。しかし、まだ明るさの調整ができません。私のパソコンにはもうひとつインテル製のディスプレイドライバも搭載されているのでこちらも確認してみました。するとどうやらこちらも入れ替えが必要なようです。それでこのドライバも入れ替え、ようやくディスプレイの問題は解決しました。

 

こういった感じでいろいろなことが出てきました。3Dアニメーションを作成、アップロードするためには特別なソフトが多数必要です。パソコンが3D処理をするためのDirerect3Dというものや作った動画をエンコードするための映像や音声処理のソフトなどです。 私自身も十分理解していないものもたくさんあります。また、3D映像はパソコンに負荷がかかるものなのでパソコンの負荷調整も大切になります。今回のWindows10への更新はこういったものを改めておさらいするいい機会になりました。

 

Windows10の使用感想は、OSとしては軽快に動くいいものだと感じています。ただ、あまり使わないものもたくさんセットになっているのでそれをもう少し自由に調整できるようにしてもらえればと思います。今回のWindows8.1から10への更新は、8から8.1への更新に比べ、改めて調整しなければいけないことが多くありました。おそらくその多くは技術の進歩を伴う変化によるものだと思います。MMDが公開されたのは2008年2月です。それ以来開発者の樋口優さんにより適時アップデートされていますが、こういった時代の変化に合わせていくのは大変だろうなと改めて感じました。

 

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まだ、パソコンの方は何点か気になる個所があるのですが、取りあえず使えるようになったので記録として書いておきます。

 

 

動画の紹介 

おすすめ動画

先日ご紹介したCHAN×CO氏風 雪歌ユフ(改変モデル)も時々使われることがあるのですが、使っていただいたものの中から1つ動画をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

これは、司馬晋一郎@上様Pという方が作成された揺歌(ゆりか)サユと雪歌ユフというUTAUのキャラクターを主人公とした楽しくほのぼのとした物語です。動画はモデルの特徴を生かしコミカルで可愛らしく仕上がっています。もちろん、物語もちょっとした冒険要素もありラストの締めまで楽しめるようにできています。

モデルを動かすことをモーションを付けるといいますが、この方の動画は、通常の会話のシーンでも身振り手振りのモーションが付いていて楽しく見ることができます。(会話のシーンに動きを入れるのはなかなか難しいのです・・・)

 

 揺歌サユも雪歌ユフもUTAUの初期からある音源で声質はともにウィスパーボイスとされペアで使われることも多いです。タイトルにある雪パンダとはこの両キャラクターがペアで使われるときにそれを指す言葉で、雪とは雪歌ユフ、パンダとは揺歌サユの特徴を分かりやすく表現したものです。

 

 現在、UTAUには何千ものキャラクター(音源)があるとされています。これはユーザーが自分で音源を作成することができるため音源を作成するごとにどんどん増えていくからです。これだけあるので全体像を把握することは難しいのですが、インターネットの検索機能やwiki機能でその一部を垣間見ることができます。

 

 

 

CHAN×CO氏風 雪歌ユフ(改変モデル)更新

配布物

私が動画でよく使うモデルにタワシPという方が作られたCHAN×CO氏風モデルセットがあります。これはCHAN×COさんのイラストをもとにタワシPが初音ミクの他いろいろなキャラクターのモデルを作られたものです。私はこのモデルセットに含まれていなかった雪歌ユフモデルを元のモデルセットのデータを利用(改変)し作成配布しています。(この2次創作的な活動もMMDの世界を広げる力になっています)

 

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CHAN×CO氏風 雪歌ユフ(改変モデル)

 

このモデルは2013年10月に公開し2014年の9月に修正版をver4として投稿していました。前回の修正から時間も経ち修正箇所が色々出てきたので今日改めて修正版をver5として再投稿しました。

主な修正箇所はモデルの軽量化のために各部材を見直した他、おさげ部分をIK化していたのをやめました。IK化というのはモデルを動かすためのボーンをまとめて動かすことができるようにした仕組みのことなのですが、ユフモデルに適用していたおさげのIK化は複数のボーンを長くつないだため使い勝手が悪くなっていたのです。

この他、ボーンを動かしたときにモデルの材質の変形状態を決めるウエイト塗りというものを修正しました。

 

投稿されたモデルは投稿者の利用規約に基づき利用することができます。通例、利用される方は投稿作品にコンテンツツリー登録というものを行うので、モデル投稿者に自分の投稿したモデルが使われたことがわかるようになっています。投稿された作品を見るときは、どうしても自分の投稿したモデルの動作状況などに目が行ってしまいます。不具合や使い勝手が悪くないかといったことが気になってしまうからです。

 

モデルのダウンロードはこちらをご覧ください。

http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3530379

 

 

 

 

新しい動画を投稿しました

投稿案内

先ほど新しい動画を投稿しました。タイトルは Message in a bottle としました。そうです、あの有名な曲からお借りしています。具体的な内容は見てのお楽しみということで・・・。

 

見てくださった方がほっとするような動画をめざしていますので、のんびりと時間のある時にご覧いただければと思います。よろしくお願いします。

 

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    Message in a bottle ‐ ニコニコ動画:GINZA

 

 

動画の編集について

制作作業について

 動画の編集にはAviUtlという動画編集ソフトを使っています。これはKENくんさんが開発し無償で公開されているものなのですが、Pluginを合わせて使うことでいろいろなことが可能となります。セリフはUTAUで予め作っておいてAudacityという音楽編集ソフトで編集しMMDに合わせることが多いのですが、効果音やBGMで分けた方がいいものはMMDで作成した映像ファイルにAviUtlで編集し合わせています。また、字幕やシーンチェンジなどはAviUtlで編集しています。 

 

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 AviUtlの編集画面はこんな感じです。

 

動画の作成には、動画を作るソフト(MMD)の他にセリフを作るソフト(UTAU)、効果音やBGMを編集するソフト(Audacity)、動画を編集するソフト(AviUtl)、作成した動画をインターネット上で見れるようエンコードするソフトなど様々なソフトが必要です。また、これらソフトウェアだけでなく3D映像を作るための3Dモデルやアクセサリなどのデータも必要になります。そして驚くべきことは、これらソフトウェアやデータを個人の方が開発・作成し無償で提供していることなのです。もちろん一般の商品として売られているもので作成することも可能ですが、この個人の方がそれぞれ自分のできることを分担し提供するということに無限の可能性を感じるのです。

 

インターネット技術が個人と個人を直接つなぐことを可能とし、これまで商業ベースに乗るものしか手にすることができなかった頃とは明らかに違う世界が開けていることを感じます。 そして、これらを提供してくださった方々に感謝し動画を作成しています。